数学の点数を上げたい.数学ができるようになりたい.この記事ではその悩みを解決するための勉強法をまとめていきます.
数学が苦手な方,ある程度できる方それぞれについて説明しますので,自分が当てはまる方をお読みください.
数学が苦手な人向け勉強法
結論から言います.数学が苦手な人は基礎的な問題を解きまくりましょう!難しい問題は解かなくて良いです.
数学を勉強しているといろいろな公式が出てくると思います.この公式はいくら見ていても一切使えるようにはなりません!私も,公式を見ているだけでは全く覚えられませんし,上手く使いこなせません.数学に限らず物理などでもそうです.特に難しい内容になるほど,公式の使い方が意味分からなくなります.なので,とりあえず公式を使いまくって慣れましょう.

具体的には,問題集や当サイトを活用して簡単なところをミスがなくなるまでやってみましょう!「公式が覚えられないから問題ができない」と言う人もいるかもしれません.ですが初めは公式を見ながらで全く問題ありません.やっていくうちに覚えていくので,覚えられたと感じたら,公式を見ずにやってみてください.繰り返せば自然と覚えていきます.
公式を覚えるときは以下のステップでやってみましょう.
- 公式を見ながら問題を解いてみる
- 慣れたら,公式を見ないで解いてみる
- ミスがなくなるまで繰り返す
- 少し難しい問題を解く(めっちゃ難しい問題はやらない)
ミス無く公式を使えるようになったら,少しだけ難しい問題を解いてみましょう.このとき,難しすぎる問題はやらなくて結構です.これはゲームと一緒です.ゲームでいきなりボスを攻略しても大抵は負けてしまいます.とりあえずスライム程度の敵から倒して少しずつレベルを上げながらやっていきましょう.
簡単な問題から少しずつ取り組んでいき,解ける喜びを少しずつ積み重ねていきましょう!実はこれがかなり重要なことです.勉強が苦手な下の様な負のスパイラルに陥ってしまっている人がほとんどです.

このスパイラルから脱却して次の様な好循環に変えていきましょう!

高校に入ると学校で4STEPやサクシード,スタンダードなどの教科書傍用問題集が配られると思います.個人的には簡単な問題に関してはこれはおすすめです.問題数が多いので,演習を多く行うことができます.ただ,難しい問題を解くにはあまりおすすめできません.理由は簡単です.解説が少なすぎるからです!なので,教科書傍用問題集は公式を覚える演習用にするのがおすすめです.
数学でおすすめの問題集は「基礎問題精巧」です.名前の通り,基礎的な問題が詰まっていますので,公式は完璧だという方にはとてもおすすめです.
この次のレベルに「標準問題精巧」というのがあります.名前に標準が入っていますが,これは結構難しいです.基礎問題精巧が完璧だという方はやっても良いかもしれませんが,いきなりこれをやると大変かもしれません.ちなみに,数学の参考書で「やさしい理系数学」というのがありますが,これは名前詐欺なので苦手な人は絶対に手を出さないようにしましょう.
数学がある程度できる人向け勉強法
ここからは,数学がある程度できるという方向けです.
数学ができる人も苦手な人とは余り変わりません.たくさん問題を解きましょう!とは言っても,苦手な人とは進め方が違います.1度解けた問題についてはその後繰り返し何度も解く必要はありません.忘れた頃にたまに戻ってくる程度でかまいません.ただ,重要なのは間違えた問題です.間違えた問題には印をつけ,もう一度解いて見ましょう.間違えた問題を重点的にやっていきましょう.

難しい問題に取り組むにあたって大事なことを以下にまとめます.
- とりあえず思いついた解法を試してみる
- 全く分からないときは潔く諦める
- 答えを熟読する
- 間違いがあれば原因を分析する
難しい問題になるとこれらはとても重要です.特に入試問題になると大いに当てはまります.
当たり前ですが,難しい問題は簡単には解けません.思いついた解法がすべて上手くいくとは限りません.解法によっては大変で時間がかかるものや単純ですぐに解き終わるものがあります.とりあえず書いてみて上手くいきそうか考えてみましょう.ダメそうなら別の解法を考えましょう.
解法が思いつかず無理そうだったら,潔く諦めて解説を見ましょう.分からない問題はいくら考えても分からないです.問題によっては,解ける人がいないのではないかと思うようなものもあります.解説を読んで分かりそうだったら,もう一度自力で解いて見ましょう.解説を見ても分からないようだったら先生や数学ができる人などに聞いてみましょう.それでもダメなら諦めても良いかもしれません.
解説を読むのは,間違っているときだけではありません.正解したときもしっかり解説を読みましょう!自分の解法との違いをしっかりと分析しましょう.それが今後のためになります.基本的に,入試などで全く同じ問題が出ることはありません.ですので,解法をしっかりと理解して類題が出たときに対応できるようにしましょう.自分の答えと解説を分析することは一番重要と言っても過言ではありません.

高校に入ると自分で勉強する機会が増えます.大学に入るともっと増えます.そういうときに,自力で問題に対処できるようにする訓練だと思いながら,できる限り自分で分析する力を早いうちに身につけましょう!
先述のように,入試問題では全く同じ問題が出ることはありません.そこで,たくさんの問題を解いて,自分の引き出しを増やしていきましょう.そうすれば,類題に出会える確率が上がり,対処できる問題が増えていくことでしょう.ですので,数学は質とともに,量も非常に重要になってきます.
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