東京科学大学 理工学系(旧東工大)に関する基本情報について書いていこうと思います.具体的には以下の内容です.東京科学大学に興味をお持ちの方にご参考になれば幸いです.
- 基本情報(学部,学科,キャンパスなど)
- 授業
- キャンパスライフ
- 大学周辺
基本情報
東京科学大学には以下の5つのキャンパスがあります.
- 大岡山キャンパス
東京都目黒区大岡山2-12-1 - すずかけ台キャンパス
神奈川県横浜市緑区長津田町4259 - 田町キャンパス
東京都港区芝浦3-3-6 - 湯島キャンパス・駿河台キャンパス
東京都文京区湯島1-5-45・東京都千代田区神田駿河台2-3-10 - 国府台キャンパス
千葉県市川市国府台2-8-30
このうち旧東工大のキャンパスは大岡山キャンパス,すずかけ台キャンパス,田町キャンパスです.だだし,田町キャンパスには東京科学大学附属科学技術高等学校があり,大学生が行くことはありません.この附属高校は2027年に大岡山キャンパスへ移転することになっており,今後田町キャンパスは産学官連携と国際化の拠点として活用される予定になっています.

ここからは大岡山キャンパスとすずかけ台キャンパスについて少し説明しようと思います.
大岡山キャンパス
まず,大岡山キャンパスです.大岡山キャンパスは旧東工大の学部生が主に通うキャンパスの明日です.研究室に所属するまでは,すべての学部生が大岡山キャンパスに通います.研究室に所属するようになると,大岡山とすずかけ台の2つのキャンパスに分かれます.大岡山キャンパスは大きく分けて大岡山地区,石川台地区,緑が丘地区の3つに分かれます.学部生が使うのは基本的に大岡山地区と石川台地区です.(意外とキャンパス広いんですよ)大岡山あるあるとしては,入った階が何回か分からないことです.坂が多いため,入り口から入ったと思ったら1階だったり,地階だったり,3階だったりします.
すずかけ台キャンパス
続いてすずかけ台キャンパスについてです.こっちは申し訳ありませんが,ほとんど行ってことが無いのでほとんど分かりません.ただ,分かる限りのことは書いていこうと思います.すずかけ台キャンパスは基本的にこのキャンパスに研究室がある人が通うキャンパスです.学部によっては,すずかけ台キャンパスに研究室が無いところもあるので,一度も通うことが無い人もたくさんいます.内部生には大岡山キャンパスが人気なので,すずかけ台キャンパスの院生は外部性が多めです.すずかけ台の残念なところは,駅前にコンビニくらいしか無いところです...ただ,このキャンパスは「ベイマックス」の舞台にもなったそうですよ.

学生数
旧東工大(一学年)
学部生 約1100人
修士過程 約2000人
博士課程 約400人
旧東工大の一学年の学生数は上の通りです.東大の一学年の学生数がおよそ3000人ですので,学部生は東大の約3分の1です.留学生は学部生で約200人います.教授,准教授の数は計約700人です.これは東大の約3分の1で,比率的には学生数と教授数は東大と同じです.
教授について言えば,私が所属する応用科学系は一般的な教職員数と比較して非常に多いそうです.応用化学をやりたい方にはおすすめかもしれません.それになんと,導電性高分子(ポリアセチレン)を発見してノーベル賞を受賞した白川英樹先生は東工大応用科学系の卒業生です.
学部構成
東工大には学院と系というものがあります.学院,系は他の大学で言うところの学部と学科みたいなものです.東工大にある学院と系は以下の通りです.
学院 | 系 |
理学院 | 数学系,物理学系,化学系,地球惑星科学系 |
工学院 | 機械系,システム制御系,電気電子系,情報通信系,経営工学系 |
物質理工学院 | 材料系,応用科学系 |
情報理工学院 | 情報工学系,数理・計算科学系 |
生命理工学院 | 生命理工学系 |
環境社会理工学院 | 建築系,土木・環境工学系,融合理工学系 |
東工大の場合,入学の時点では学院までしか選びません.後で説明しますが,2年生に上がるタイミングで系を選択します.ですので,頑張れば別の学院に行くこともできます.
ここまで書きましたが,詳しい情報は東京科学大学のホームページよりご確認ください.リンクを下に張っておきます.
リンク : https://www.isct.ac.jp/ja
授業

続いて東工大の授業について説明します.時間割は以下の通りです.
1 – 2限 | 8:50 – 10:30 |
3 – 4限 | 10:45 – 12:25 |
5 – 6限 | 13:30 – 15:10 |
7 – 8限 | 15:25 – 17:05 |
9 – 10限 | 17:15 – 18:55 |
授業は2コマで1セットで,100分授業です.9 – 10限まで書いてはありますが,この時間まで授業があることはほぼ無く,自分の場合は実験がない日は5 – 6限まで,実験がある日は7 – 8限までです.これはもちろん学部にもよります.また,水曜日は教職を取っている人以外は基本的には午後に授業はありません.1 – 2限については履修の組み方あるいは学部次第で変わります.自分の場合は週4,5でありました.お昼は1時間あり,学食やコンビニ,あるいはファミレスなどに行く人もいます.
また,東工大は「クウォーター制」であり,1Qから4Qまであります.要するに4学期制ということです.前期,後期がさらに半分で分けられています.これのデメリットはテストが多いことです.期末テストが年に4回もあります.授業によっては中間テストもあるので,MAX年に8回テストがあります...

下に私の2年2Qの時間割を載せておきます.

この時間割は授業がかなり多い時期です.多くてもこんなもんです.少ないときはもっとスカスカでこの半分くらいにできたりもします.安心してください.
1年生のうちはほとんどの授業が全学部共通で,「ユニット」と呼ばれる,様々な学院混合の14人ほどのグループで一緒に授業を受けます.このユニットでまずは友達ができます.そこからサークルには入ったりして,交友の輪が広がっていきます.
2年生に上がるタイミングで「系所属」というものがあります.前でも説明したように東工大には学院と系があります.入学の時点では学院には所属していますが,系には所属していません.2年生に上がるタイミングで自分が進みたい系を選択します.基本的には自分が所属している学院の系に進みますが,成績が良ければ「転院」と呼ばれる,別の学院の系に進むこともできます.この系所属では成績が重要になるので,人気なところに行く場合には成績がある程度良くないといけないなんて言うこともあります.情報理工学院と工学院はこの争いがかなり熾烈です.(ちなみに,私が所属する応用科学系はBFと言われてます...余りに人気ない...)
まとめ
東京科学大学 理工学系(旧東工大)について,前半はここまでとなります.後半は次の記事に掲載しておりますので,続きも是非お読みください.また,東京科学大学について知りたいこと等ございましたらご連絡いただけますと幸いです.お読みいただきましてありがとうございました.
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